2021年7月4日(日)

Netflixのドラマ『全裸監督2』で時の人の村西とおる監督に会いに行って来ました。
やんちゃな男子に人着のブランドFR2の村西とおる監督コラボアイテムのポップアップストアでご本人登場とのTwitterを見て行ったら、本当にいらっしゃいました昭和最後のエロ事師・村西とおる氏が!!
「ようこそ、お嬢さま。一緒に写真を撮りましょう」「脚の付け根は締めます締めます山手線」「貴女のような美人は今夜は返したくない」云々とても紳士的な口調で、72歳というお年を感じさせないギラギラとしたオスのフェロモンに、若い男の子が好きと公言している私ですら、なんか自分が良い女になったような気分に浸れて、まんざらでもない気分にさせられました。
時にはホラ貝を吹きつつ、「おま××」と放送禁止用語を叫ぶ姿を見ても、とてもとてもサービス精神旺盛な素敵な方という印象です。
さすが、生けるレジェンド!!
長蛇の列が出来ているかと思ったら、あんまり混んで無かったのと、ヘソ出したつもりがヘソ出て無かったのが残念です。
さて、先週は配信された『全裸監督2』を見つつ、同時進行に読んでいた本が甘糟りりこさんの『バブル盆に帰らず』
バブル期の東京(港区)の20代30代のイケイケの人達がいかに浮かれていたかとか、どんな格好でどんな曲でディスコで踊ってたのかとか、デートは男性が払うのか当たり前という暗黙の了解が成り立っていたとか、時代の空気感を見事にとらえた内容でした。
そんな、バブルに対する憧れとか興味が高なって来ると思い出すのが、村上龍の映画『トパーズ』です。
小説版『トパーズ』は芋虫みたいな指をした醜いSM嬢が出てくるお話しだけど、映画版の『トパーズ』に登場する天野小夜子さんという実際に女王様もしていた方が美しくて、この作品に出会っていなければ、私は女王様になろうと思わなかったと思うくらい影響を受けた作品です。
この映画のリバイバル版の上映の際に使われた「食べ物は腐りかけが一番美味いというが、まさにこの作品はバブル景気が腐りかけたほんの一瞬をとらえた豊潤な香りがする貴重な記録である」というコメントも印象的でした。
80年代後半はエイズで世界中がセックスの恐怖に震え、粘膜接触の少ないSMは当時のそういった背景やマドンナのようなボンデージファッションのスターの登場によって、一気に知名度を上げました。
アルファインもあの時代は、トレンドの超お洒落スポットだったそうです。
なので、村西監督による黒木香様の『SMっぽいの好き』を見て、全然SMっぽくないんだけど?って思ったけど、そんな時代だったんだなって思いましょう。
余談ですが、私の記憶が正しければ、ピタTではないTシャツを初めて買いました。
bySARA女王様