2020年3月1日(日)

以前に書いた切腹プレイについてのブログ記事を読んで、切腹マニアの方が会いに来てくれました。
しかも、かの同好会のメンバーという、切腹エリート。
切腹DVDや切腹写真集、切腹に関する書籍なども持参頂き、切腹プレイや愛好者について、色々教えてもらいました。
「特に形式にこだわるタイプではありませんが」と言っていましたが、正式な切腹プレイを見たのは初めてなので、茶道や剣道のような形式美を感じました。
写真を載せましたが、衣装や小道具(短刀は舞台用の小道具)をみれば、単なる「ごっこ」の域を超えています。
私も切腹プレイをしてみましたが、正座をして呼吸を整えると、ドキドキしていたのに、すっと心が落ち着きます。
短刀を手にすると、死や苦痛の恐怖が湧いて来ます。いざ刀を腹部に突き立てると、思わず声が漏れます。苦しいはずの声なのに、なぜかエロい声で、一気に気分が高まりました。一文字に左から右に引き裂き、前に崩れて落ちる…
プレイ後は、不思議な爽快感を感じます。
続いて、介添えパターンの切腹プレイもやりましたが、こちらは密着感もあるし、共犯者めいた一体感やエロティックな雰囲気もあって、また違う感覚でした。
嗜好によって、血糊を使ったり、ストーリーを作り込んだり、バリエーションが広いのも切腹プレイの魅力です。
性的な興奮感以上に、緊張とその弛緩、充足感など、色んな感情に満たされました。
私の場合は、憧れていた場所にたどり着けたような達成感も強かったので、あくまでも個人の感想です。
タロットカードで「死神」は‘終わりと再生‘の意味ですし、自分が死ぬ夢は新しいことの始まりを予感させものだったり、擬死体験は精神のリセットにも良いかもしれません。
西洋のメメントモリ(死を忘れるな)の精神に通じるものも感じました。
死は恐怖の対象ですが、時に堪らなく甘美で魅惑的な存在になりうるのも事実です。
(ちなみに、滅多に更新しない私のFC2ブログのタイトルは『甘美な誘惑は死へのいざない』です)
切腹プレイはジョルジュ・バタイユの「エロティシズムは死に至るまで生を称えることだ」という定義を体現する行為だと感じました。
私の場合、三島由紀夫に偏っていましたが、切腹に関する本を読み進めているので、また色々考察したいと思います。
bySARA女王様