2021年4月27日(火)

糞に塗れた体を流し、次にご主人様が提案されたのは、鞭。ハードコアならではの種類の多さに、私は少し固唾をのみました。スパンキングや薔薇鞭はSMバーでの経験はあったものの、一本鞭や馬用の鞭は初めてだったのです。
鞭は振られると痛みの先にじんわりとした感覚と快楽があるそう、ご主人様の命により私はお尻を突き出しました。その時はお仕置という言葉が脳裏によぎりました。
けれどご主人様は私の様子を見てくださり、慈悲深く鞭を振るわれました。
強く振るわれるときは、前置きを下さりながら。
小気味のいい音が鳴ったときには、
小さく悲鳴をあげてしまいましたが
やはり一番痛みを感じたのは一本鞭、薔薇鞭も中々のもの。刺激的に自分に合ってるなと思ったのは…馬用の鞭でした。範囲の狭さが功を奏したのか、それとも私が馬と同じ動物である豚だったせい、でしょうか。
しかし、鞭はほんのたわむれでした。
ここから、本当の調教ーー快楽地獄が始まったのです。
赤と黒どちらが好きかと聞かれ、
黒とお答えするとご主人様は黒の拘束テープをとりだし、あっという間に私の上半身の自由ご奪われました。
そしてソファーにM字開脚で座るよう命じられると、今度は赤のテープで足を固定され、次に手をまとめて上方に上げられ
仕上げに木製の洗濯バサミを、舌と、両乳首と、クリトリスに。特に最後の部位は重点的に。
その風体はまさに、雌豚の奴隷そのもので
それを撮影され
でも何故か撮られることに興奮してしまう私がいて…
羞恥と悦びに、私は身をよじったのです。
一通り視姦された後洗濯バサミを外され、ご主人様が手にしたのは重たそうな機械…電マ。低い唸りと共に振動するそれが、息をのむ間もなく私の局部に押し当てられ、
のけぞって、絶叫。
電マは快楽の拷問で、人権を奪われる感覚があって、それが興奮するのですが、感じているまもなく快楽に引き込まれーー
逝く、もう逝く、
逝ってしまう
というところでも、
ご主人様は人が変わられたように無慈悲に私を責め立て続けました。
それが何度繰り返されたことでしょう。
結果として私が逝った回数は、20回。
こんなの、嘘ーー
と思ったのもまだ夢の途中の事で。
続いて行われた、アナル開発。
…これこそが、私の次の世界の扉だったのです。
挿れたことがあるのは、浣腸器だけ。そんな私の前に、ご主人様はあらゆる道具を並べられました。アナルパールと言う言葉も、その時初めて教えていただき、どれも独特な形で、果たしてこれらが自分の穴に入るのかと思っていました。
しかし、指を入れたその瞬間、えもいわれぬ快楽に私は声を発したのです。…ちゃんと入るじゃないか、と言われ、それからは細いものから順に入れられ始めました、
ぬぷり、ぬぷりと
まるで排便しているかのような錯覚と共に、私の身体は玉を飲み込んでいく。一つ一つ入る度に私は喘ぎを上げずにはいられませんでしたが、体は全く拒否することはなく。寧ろ快感が脳を支配し始め、遂に1番大きな玩具を根元まで受け入れた頃には、私はすっかり悦びを感じていたのでした。
なんて、甘い快楽
最後にご主人様はまた、私のアナルに指を挿入し、ある部分を弄り始めました。その瞬間、私は一層声を上げてしまってーーこれは駄目。
あっという間に私は絶頂を迎えて。
そこを弄られたら、絶対に逝ってしまうんです。
そう私はご主人様に懇願するも
やはりご主人様はその手をゆるめることはなく
また逝って、また逝って、また逝って
またイッて、またイッて、またイク
こうして、私はめでたく、アナル豚になったのでした。
無事ご主人様はご満悦くださったか、九十分延長してくださり、その後はベッドにて、二人。私は舌や手で御礼の御奉仕をして、ご主人様のディープキス。このまま甘い時間を過ごすーーかと思いきや、ご主人様はブルーシートを今度はベッドの上にひき
またもやアナルを責め始めたのです。
勿論、あの触れてはいけない場所を。
やはり、駄目でした
駄目なんです、そこは逝ってしまうのです。
逝け、というお言葉と共に止めを刺されーー
ブルーシートの上に
撒き散らしてしまいました。
3回ほど、
潮を。
私はアナル豚
寧ろ豚以下である証を目の当たりにした
そう私は人でも、豚でもない、
物だったのです。
終
ーーー
お読み下さってありがとうございます。
奴隷しおんの、一つの結末でした。
今まで想像するだけだった世界に遂に踏み込んでしまって、もしかしたら入口に過ぎないのかもしれませんが、私にとっては貴重な体験でした。
しかしもしかしたらこれが日常茶飯事になってしまうのでしょうか…笑
SMとは本当にすごい世界でございますね
本日も出勤させていただきます。新人であまり分からず過度な反応もあるかもしれませんが、ご調教くださるご主人様方、どうかご慈悲をくださいませ。
ふつつか者ですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。
しおん
byしおん